とある男の断章

30代ゲイの思うこと

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カミングアウトについて

じじです。

仕事の担当工程が変わって数週間目、負傷しまくって腕がソルジャーのようになっています。せめて腕くらい綺麗なままでいたかったなぁ…なんつって。

 

いつか書こうと思っていましたが、偶然みなさんのブログで続いたので書いてみようかなと。

カミングアウトについて…


先に言っちゃうと、自分の考え自体まとまっておらず、文章にうまくできるのかわかりません。
どっちかと言ったら、今思っていることをつらつらと書いて、将来的に明確な考えを持つための手助けにしようかな、くらいに思っています。

読みづらかったらごめんなさい。

 
ノンケさんへのカミングアウトは3名にしたことがあります。
男性2名、女性1名。

理由は告白が2回、恋の相談が1回。内訳がバレた…

どれもこれも、自分の気持ちの封印が出来なくなってしたもので、積極的にしようと思ったことはありませんでした。

 

カミングアウト後の関係は一応良好なんじゃないかなと思います。今のところは…

最初に告白したヤツは今でも友達してくれてます。

一番最近の相手は、様子を対面では伺えてないからわからないけど…だいぶ年下の子だったのに、気持ち悪いとも言わず「全然気が付かなかったし、驚いたけど、今までと同じく仲間で」と言ってくれた。衝撃の事実を聞かされて、そういう風に言えることはすごいと思う。

多分、そういう人達だから惚れたんだろうなとも思っている。

 

今のところ、問題の起きたケースはないけれども、だからといって、これからするかと言われれば、よっぽどの理由がない限りないと思う。

 

やっぱり、カミングアウトは怖い。

 

ゲイであることを隠して生きていると、ふとした瞬間にホモフォビア的な言動を聞くことがある。言う方からしてみれば、(セクシャルマイノリティ人口は総人口の5-7%を占めるそうなんで、そんなに稀でもなく、40人クラスに2,3人はいる計算なんだけど、)まさか身近にゲイがいるなんて思わないから軽い気持ちで言ってるんだろう。そして、本音なんだろうね…

相手の負担を考えると…という点も大きい。両親はだいぶ高齢だし、片方は精神的にあまり強くない。

また、今ある人間関係や、居場所をすべて失う可能性もある。今まで積み上げてきたものだからなぁ…と、いいつつ、いざ必要となれば、すべて捨ててしまうんだろうなとも思っている。そういう人が現れれば迷わずに。

 

そんなこんな理由で「カミングアウトはしないぜへっへー」なんて言いながら、田舎の長男坊なのと、実家に帰ってきちゃったこともあって、カミングアウトをしなければならないリスクは、その前よりも上がってしまった。その前だったら「都会で就職しちゃったから帰れないよ」って言えたし、勝手にいろいろできたんだけれども…ま、これからも何か理由があれば言えないわけではない、仕事さえ見つかればね(棒)


ちょっと脱線、両親には「(できないとは言えないので)結婚しない」と暗に明に伝えてはいる。家は多分潰してしまうと思う。罪悪感を感じたこともあるけれども仕方ない。名家では全然ないし、この地域は衰退の一途をたどるだろうし、執着してもしかたがない。申し訳ないけれども、家のために自分を犠牲にできるような人間でもないし、死んだ人間の遺志よりも生きている人間が優先だと思っている。

 

 

かなり後ろ向きに考えてはいるけれども、カミングアウトをして受け入れてもらいたいという願望も少なからずある。理想で言えばね…そんなうまく行くとも思えないけれども…

ゲイであることをオープンにしている人もいるようで、それはそれでとても楽だろうなとも思う。でも、その状態に持って行くまでにどれだけのエネルギーが必要なのだろうか…考えるだけでぞっとする。

 

 

世間的に受け入れられているとは言い難い事実を打ち明けるって、とても難しいし、苦しいし、辛いし、どっと疲れるし、etc...大変。

自分からするのも大変なのに、人から言わされるなんてもってのほか。

好奇心から、強引に素性を聞き出そうとする人は少なからずいるものだけれども、そういうのはやめようよと思う。言いたくないから言わないんだよ。貧弱な想像力では思いつかないようなことだよ。あなたの想像を超えたことを言われて受け止められますか?

これは別にセクシャリティにかかわらず。

他人のプライベートに土足で上がるようなことはやめようよ。と思う…

 

いつかは、身内にもしなくてはならないときがくるのだろうか。。。