とある男の断章

30代ゲイの思うこと

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案外引きずっていた

じじです。

 

今週は雪が降ったり雨が降ったり散々な天気。

 

最後に失恋したのはおよそ1か月前。

それから、こりゃダメだと吹っ切ってゲイコミュニティに入ってみました。

実際、スタート地点に立ってみて、新鮮な刺激は多いし、本来の自分を出せたようにも思うし、楽しいことがたくさんあったのも事実です。現に、この先のことを考えてワクワクしているのも本心。そんなこんなで、失恋したことは遠い昔のことのように思っていました。でも、ひょんなきっかけで彼の名前を耳にしたら、動揺。

 

もう完全に吹っ切っていたはずだったのに、思ってもみない反応でした。動揺したことに動揺…

うわっ、まだ全然引きずってるじゃんって…

 

いろんな感情が入り混じっていた。なんだったのだろうか…

強い感情を自覚すると、なんでそういう風に感じているのか、原因がわからなくなっちゃう。それがわかればまた違うのになぁ、なんて。

 

付き合ってから別れたわけでもないのに、こんなに強く思うなんて…もう平気だって思っていたけど、やっぱりすごく好きだったんだなと再認識させられた。

ちょっと前に会う可能性があったのだけれども、その時は彼が遅刻、自分が早退で先延ばしになっちゃった。

今後、会う機会が絶対にあるんだけど、どんな顔で会うんだろうか…

1対1じゃなくて他にも人がいるだろうから、変な顔もできないしなぁ。あーあ。

 

一点、彼の名前を出した人がなんの気なく話していたのを聞いて、アウティングせずに自分の中にしまっておいてくれたのかなー…やっぱりいいやつだなと思ったのだけはわかった。ちょっと泣きそうだったわぁ。

 

悲しいことは悲しかったけれども、これだけ好きになれたことはよかったのかな…とも思った。ただの妄想だったけど、妄想をしてる時はとても幸せだった。もしも思った通りだったらこの先何があったかな?なんて考えてもいた。

出会えたことに、告白を受け止めてくれたことに、好きという気持ちを思い出させてくれたことに、本当に感謝している。

 

本当にいいヤツだったなぁ。

 

彼、今はあまりいい状態に置かれていないけれども、ちゃんと幸せになってほしい。いいヤツだから…

お願いだからどうか人を見る目はつけてくれ…

 

それから…今までだったら、誰にも言えずに危うい方向に流れてしまっていただろう。でも、今はここにも書けるし、何より慰めてくれる人ができた。

いつも迷惑ばっかりかけているけど、話を聞いてくれて、危ういときは叱咤激励してくれる。とてもありがたい存在。

 

どれもこれも、この失恋がつないでくれた縁なのかな。ちゃんとフラれてよかったな。とも思っている。この出来事がなかったら、鬱屈したままで一生を終えていたかもしれない。

 

今日はちょっとしんみりです。