とある男の断章

30代ゲイの思うこと

スポンサーリンク


父性に想う

いろいろありまして、病院の待合室なうです。

医師の忍耐強さ、頭が下がります。同じような発言を繰り返す要領を得ない亀のような会話を進めながら診察する。
はぁ、自分には絶対できない。

医師になるにはまず頭が足りないけど、それ以上にぶちギレてしまいそう。医師に限らず医療従事者の皆様はどうメンタルの管理をしているのでしょう…



ここのところノンケの男ばかりの環境にちょっといたわけであるが、いわゆる父性というものに触れる機会が多くて、複雑な心を抱いています。
エロ話ばっかりしやがってと、うんざりすることもあるのだけれども、見直すというか、世の女性たちはこういうところに惹かれているのかなと思ったり(当然の事として受け取りすぎて、旦那の扱いがひどい人についてはムカついてることもある。そういう組は離婚の話してたりして、はやく別れちまえと思ったりも)いや、同姓だからこそよけい意識するのかな?と思ったり…

妻子のことはもちろんなんだけど、父をなくしたお兄ちゃんの感覚なんか聞くと、ね…

というのも自分には全然ない感覚なのである、父性。守るべきものがないからなのかな。

子供ができて変わったよって人は言うけれども、そんな機会ないし、なんかもっと根本的な違いな気もしている。

男を題材にしてしまったけど、女でももちろん同じような人はいるのだろうと思う。ただ、そういう人と触れる機会がないだけで。しかし、ノンケ男性集団にいる場合はどうしても男側の話を聞くことが多いからなのか、いや夫婦の一般的な形としてはやはり男性の方が父性の強い傾向が高いのか。後者な気もしている。男性が持っていることの多い属性なのかな。
住んでいる土地柄もあるかもしれない。


で、そういう面のない自分がとても未熟に思える。
地に足ついていないというか… 現実に生きていないというか…逃避願望が強すぎるのかな。

とまぁ、ノンケ男性をほめてしまったが感じさせない人もまぁまぁの頻度でいて、そういう人にはあまり惹かれないのぅ。
性別とか性的志向とかいうよりも、個々に備わった性質なのかもしれない。

これでね、自分がどっしり地面に根を下ろしている人間だったら、もう少し魅力的だったかもしれないなと思いつつも、ないから仕方ない。

時々こうやって後ろ向きになったり、また前を向いたりして生きていくのか知らん。

まだ少し先だけれども、不惑を迎えたときにはもう少し大人になっていたい。