とある男の断章

30代ゲイの思うこと

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受け入れてもらえないのに、奉仕する気は起きないよ

もともと衝動的なところのある人間で、スイッチが入っちゃうと、他にやるべきことがあってもほっぽりだしてそのことを始め、止め時を見誤ることが時々あるタイプです。ここの所なかったのだけれども、昨日は久しぶりにスイッチが入りました。とはいっても、翌日の事を考えてしまって、一晩中起きているほどではないのですが…仮に、自由を手に入れたら、ずっとやっていると思う。

そもそも大して時間のかかることでなかったので、案外すぐ終わったのが幸いでしたが、久しぶりの一人遊びが楽しかった。

 

さて、こんな楽観的な始まりではありますが、本編においては、どちらかというと愚痴というか、なえーるな内容でございます。日曜夜に読むべきではないかもしれません。

 

そんでも、見てみようかなーという人はどうぞ。

 

 

 

 

 

我慢できずTwitterにもつぶやいてしまったのですが、地域の集まりが年々しんどくなってきます。

やることがというよりも、その前後のやり取りが…

 

一節には、未婚率が低かったのは戦前戦後の一時らしい…とのことなのですが、常識というのは案外短期間に覆されるものであり、また簡単には覆らないものなのだなとも思います。

 

田舎は既婚者が多いです。というか、地域の事に関わる、近所づきあいをする集団に所属する人には既婚者が多い、と言ったほうが合っているかもしれません。

彼らは(私から見たら)似たような価値観の元生きており、それを「みんなが共有していると思っている」ように見えます。

 

よく考えたら、当然です。環境が似てれば、生き方も、考え方も近くなるでしょうし、利害も一致するでしょうしね。

田舎はそんなに仕事の種類も多くないので給与体系も似たり寄ったり(稼ぎたい人や能力を生かしたい人は出ていく人が多い)だし、嫁が居て、子供がいて、親がまだ生きていて…。

休日はパチンコに行くか、海に行くか、地域の集まりに出るか。

時々、文句を言いつつも、空気を読んで適当に参加して、面倒くさい役割は一時我慢して、通り過ぎるのを待つ…

 

彼らは、今まで大人たちにしてもらったことを自覚していて、それを下の世代にしてあげよう。と考えます。それはある意味当然とも思えるし、悪い面ばかりではない…どころか、いい面の方が多い可能性もあると思います。

彼らは今は奉仕する役割ですが、でも、歳を取った時には逆の立場になると考えています。自分たちの子供世代の周りの若い衆が同じことをしてくれたり、自分の子供や孫たちが面倒を見てくれたりということを簡単に想像でき、それを当然のこととして受け入れています。

なぜなら、そういう人が周りに多いからなのでしょう。実際には、そんな幸福な家庭ばかりとも言えないように思いますが…

 

でも、その前提で話を振られても、こちらは肯定ができません。子供も孫も持つことはないからです。それに加え、ホモフォビア的な発言もちょっとしたきっかけに出てきたりします。

まさか、その場にゲイがいるなんて思ってもいないのでしょう。

時々、とても若い子だったり、想像力のある(たぶん、表情の機微を読める)タイプの人だったり、万が一を考えて、慎重に発言を選んでいるような人もいるように思いますが、大半はくそ鈍感やろー。

 

僕なんか、挙動がやはり男性的ではない(と言われます。歩き方からして違うらしい…)上に、女性の友達が多い(ゲイだからではなく趣味の問題で、多くの女性がやるような趣味を持っている男性というのは案外そんなもんです)ので、彼らは「女子力高いよね?」とか言ってきますが、ゲイだとは思っていないみたい。私をゲイだと思って言うほどの悪人ではないのもわかるんです。というか、基本的にはいい人達なんだよね…

 

脱線するんだけれども、HIVについての知識もすごく曖昧で、アナルセックスをするとHIVに感染すると誤解している節が見受けられた。

HIVには、既にHIVに感染している人か物と、粘膜や血液等を通して接触しない限り、何をしようと絶対に感染しないのにである。(無から有が生み出される確率なんてどれほどよ。生命誕生の起源か?)。

以前はなかったウイルスなのに…と考えているらしいけれども、最初の感染経路として疑わしいものはすでに特定されてるし…「天使の囀り」的な…獣…的な。

 

でも、自分に関係ないと思っていると疎いものなのかなぁ…

同性愛者間の話で異性愛者の自分には関係ないって…

同性愛者間で蔓延しているのは確かにそうなんだろうけれども…

性交渉のリスクは確かに同性間のほうが高いでしょうし、異性間より性交渉の障壁はとても低いだろうし。妊娠しないし…男女間においてはは、妊娠のリスク(だって、人生変わるからね…)から、女性は男性ほどは簡単にする人が少ないというのは想像ができる。女性の実態は知らないけど…

でも、リスクの高さと頻度の違いがあるってだけで、男女間だって感染するんだけれどもね…

 

壮大なる脱線終わり。。。

 

僕は一般にゲイと言いまわって生きたいと思っているわけではないけれども、いずれは大切な一人か、または仲間たちと生きて行きたいと思っている。

僕だって家族が欲しい。

 

となると、そんなホモフォビア的発言がなされる場に居ること自体とてもいやだし、万が一カミングアウトしたときに「あんたたち受け入れないでしょ!?」とも思ってしまう。

なぜ、そんな自分が受け入れてもらえない場で、奉仕をしなきゃいけないのか…と思ってしまう。

 

 

とまぁ、地元にいると憂鬱な時を過ごすことが多くなってきてしまいました。

 

潮時なのかなぁ。