とある男の断章

30代ゲイの思うこと

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噛み合わない

ものすっごく久しぶりの投稿になってしまいました。

 

このブログの存在を忘れていたわけでは決してないのですが、タイミングを逸したというか、書くことがなかったというか…

 

というのは、だいぶ言い訳ですね。

前の記事を見てみたら、なんと去年の大晦日でした。。。

 

今後もこんな感じで思い出したように時々というスタイルになるかもですが、それでも良ければお付き合いください。

 

 

とりあえず1~3月は何してたっけな?とあまり思い出せないですが、4,5月はコロナウイルスが流行ってしまって、およそ2か月ほどのひきこもり生活をしていました。

この間、病んだり復活したりを繰り返しながら過ごしておりましたが、この生活で最終的に得たものと言えば、「案外人と会わないの平気(だし、楽)かも」という学びと、「無駄な脂肪」でした。

人と話したり会ったりするのは好きですし、誘われるととても嬉しいのですが、でもまた、一人で勝手なことをしている時間も愛していたということがよくわかりました。

まあ、こちらはいいとして後者。

体重については、人生Max時と同じかやや少ないかなくらいまでになってしまいました。世間的には「ややデブ」で、日本のゲイの感覚からいったら「中途半端な非モテ体形」って感じでしょうか。

ここへ来て運動再開したのと、飲酒量を減らしたので、その成果が出るのを待ちます。

また感染者数が増えてしまって、運動できる環境がなくなってしまったらどうするのでしょうか…宅トレか…

 

6月以降は、恐る恐る、人と会ったりしていたのですが、この感染状況が続くとまたひきこもり生活にシフトしたほうがいいのかな…と考え始めていたりします。

 

とここまでは、近況(?)報告です。

 

こんなご時世でなんではありますしもちろん人ごみは避けてですが、実は、本日リアルが入りそうだったんです。

ところが、昨日確認のメッセージを送ったところ返事がなく、音信不通になってしまったんですね。結果的にリアルは泡となって消えてしまいました。

 

 

あぁ、こんなモテ要素0の中年ゲイに与えられた一筋の光だったのに…酷い~!

 

と、ちょっとがっかりし、怒り、こんなことに怒る自分にもムカつき、もんもんとした感情を持っておりますNOWです。

 

という残念な話が今日の本題です。ええ。

 

平常運転ってやつです。

 

久しぶりの記事がこれです。

この行き場のない哀しみをどうにか昇華したいということで、生まれてしまった悲しい悲しい存在です。(ほんと、しょーもな。。。こんなことを本題にしたくないのだけど、すっきりさせたいので恥を偲んで書きます。。。)

 

ああ、ごめん。記事ごめん。こんなことに使ってしまって、でも書きたいの。

 

 

そもそもなんでリアルが流れてしまったのかと言いますと、10中8,9「私がセックスすることを約束しての初リアルを拒んだ(「約束を拒んだ」だけで「絶対にしない」とは言っていません(伝わってないかもですが…))から」です。こんなんでも、時にはアクションをいただくことがございますです。はい。

 

私は、なんとなーく、初対面の人とセックスする前提で会うのが嫌だなという思いがあります。

一番の理由としては、関係が出来上がっていない人から性病をもらうリスクを高めたくないんです。なんとなく責任感が薄弱すぎるのでは?という感覚があります。あくまで個人的な感覚ですし、毎回毎回人生常にそんな清廉潔白に歩んできたわけでは決してございませんが、心構えとして持っているというかなんというか。「あー、快楽に身を委ねたい~」という思いがないわけではないというか、本能的にはばっちりあるというか、でございます。。

 

自分がもらうのも怖いのですが、それよりも誰かからもらって保有した状態で気づかずに別の誰かに移したくないという気持ちが強いと言いますか。

 

この自粛期間に海外ドラマのER(架空の施設であるシカゴのカウンティ総合病院の救命救急病棟を舞台にしたヒューマンドラマ)を観ていました。

その中で、HIVの検査を受けるゲイ青年のエピソードがあります。

その青年は結果的に陰性だったのですが、パートナーは陽性。しかも、陽性なのはだいぶ前からの話で、二人ともその事実を知っており、その上で、危険なセックスを求めしていたことが推測できる描写があります。(そのために、青年は検査を受けたわけであります)

医者はもちろん青年に対して「自分を守れ」というのですが、陽性のパートナーは危険なセックスを求めるという。「コンドームを使うのは俺を汚れもの扱いしている」と伝えるわけです。おそらく放映当時は薬でウイルスの検出量を0にはできなかったのではと推測しています。個人的には検出量を0にできてもノーコンドームでいたすのはちょっと抵抗ありますが…

 

で、この感覚が自分には全く理解できなかったんですよね。

 

同じ不幸、同じ境遇を背負わせることで連帯感を高めるというか相手の従属感を強めるというか、俺たちは運命共同体だ的な思想で美化しようとしているんだと思うのですが、これって相手のことを全く思いやっていない行為だと思うのですよね。

 

まだある種の無理心中事件のほうが理解できます。

家族が不幸な生活をするのがしのびないから一緒に死ぬという動機。かといってこれが良いと言っているわけではありません。より一層独りよがりな思想だとは思うのですが、ひん曲がってはいても相手のことを思っているという点はあるのかなとは思います。

 

また、渡辺純一の小節「失楽園」の心中。これもわかります。だって二人は心中する前の時点ですでに同じ苦しみを分かち合っていたわけですから。

 

でも、このERの話は少なくとも、この話の時点においては、片方はその苦しみを背負っていないし、一緒になって背負わせなくても不幸にはならないんですよね。

HIVに感染させないように気を付けてセックスすることはできる。

不倫で苦しむ相手も、残されて苦労する家族もいません。

 

自分はこの状況を極力避けたいんです。

確かに、気を付けてすれば危険をかなり低くすることはできるとは思います。でも0にはできないよなという思いもありまして…

HIVはオーラルでも感染するし、PREPを飲んでいても未知のウイルスの可能性があるんじゃないの…AIDSだって1900年以降に発覚した病気でしょ?とか考えてしまいます。

 

知らずに性病を保有して、将来のパートナーに感染させる危険は極力冒したくないなと思ってしまいます。とはいえ、悶々とすることは多々ありますし、この制御がいつまで効くのかも全く持って不明ではありますが…

 

そんなこんなで、最初から合体したい人とのリアルは不発に終わってしまいました。

 

 

結局、自分にとっては新しい人と出会う第一目的がセックスではないだろうな。アプリの「その他募集」はわざわざ外しているのですが、結局そういうことなんだと思う。

 

悲しいかな、好く、好かれるが、上手くかみ合いませんね。割とよくあることなんでしょうけど…

 

こんなことばっかりだ。

そろそろ疲れたよパトラッシュ…あぁ、置いていかないで…

私はまだまだだいぶしぶとく生きそうだよ…

 

一緒にいたいと思い合える人はいつか現れるのでしょうか。

 

という、貴重な貴重な有休休暇の一日でございました。

 

なんとなく、書いて自己解決、自己満足はしました。よかったよかった。

 

 

ではまた、そのうちいつかお会いしましょう…

 

 

蛇足:

ちなみに、その先を意識しての初回セックスだったらば、まだもうちょっと考える余地はあるんだけどな。とはなんとなく思っていたりします。