拗らせマン
すっかり、更新頻度が週1か月2ペースに落ちてしまいました。疲れてはいるもののそこそこ元気でもおります。
忙しいとついつい億劫に…というのとそんなにネタもないし…と更新頻度亀になりましたが、マイペースに進めたいと思います。
またまたあむずまさんのお宅へお邪魔してきました。今回はAQUA君も一緒にお泊り!まったりまったりしてきました。他愛もない会話が癒し。家に帰れば、こっちの疲れは関係なしに愚痴やら話が始まるし…って中で本当にこういう機会は貴重。
こういう空間と時間って、今までなかった気がするのねん。素敵でした。
もう少し近かったらな…ウチが遠すぎる。。。
また、お邪魔します(T_T)
今日は書いていていつも以上に全然まとまってなくて、何がなんだかよくわからないんだけど、でも書きたくて…書いてしまうことにしました。
不意に昔の歌を聴きたくなった。
J-POPを買っていた時期はとても限定されていて小6から中1か中2の途中までだったと思う。そのあとは気にいったのがあればぽつぽつ程度で器楽へシフトしてしまったけれども、合唱を始めた影響もあるのか、聞きたいなと思う頻度が今になって増した。
どうやら小学生(?)の頃らしいのだけれども「南くんの恋人」(高橋由美子と武田真治のヤツです)というドラマがやっていたのを覚えている人はいるだろうか?
がきんちょなりに、なんとなく切なさを感じ好きだったドラマ。
そのヒロイン高橋由美子が歌う主題歌「友達でいいから」の存在を急に思いだし、掘り起こしてみた。
当時、そのCDを買ったというと色気づいているみたいにからかわれてなんだか恥ずかしかった覚えがあるんだけれども(「いや、ちげーよ」ってのね。高橋由美子とてもかわいいけど、そういう好きじゃないのですよ)、恥ずかしいとは思いつつも好きで、何度となく聞いていた気がする。
当時は、本当にポゲーっとしてて、感情の機微みたいなものはこれっぽちもわからない面白みもない小僧だったもんで、歌詞の意味なんかまったく分かっておらず、ただただ聞いた感覚が好きだっただけなんだけれども、それなりに歳を重ねた今になると、「あぁなんて切ない歌詞なの…」って泣きそうになってしまいました。
これ、女の子に惚れている男の子が歌っている曲なんですね(ってことすらがきんちょ的には気づいていたなかったというか、無関心だったというか)。
純粋でいじらしくて健気で芯が強くて…って感じ、理想の男の子。本当はもっと別の形をという気持ちが見え隠れしつつも、友達でもいいから君が望むならなんでもしてあげたいよ。って…
ふとした瞬間に別れた彼の事を思い出してしまっているであろう彼女を抱きしめる。謝りながらも抱きしめられる彼女(なんてヤツだwww)…とか、えーなにこれ、めっちゃいじらしいやん!って…
さりげない行動とか情景で淡々と語ってるような歌詞が、とても想像力を掻き立てて、しみじみしちゃうの。曲調も歌詞もとてもさわやかでさりげない感じで…
最小限の表現による効果なのかな?というかなんというか…
自分の語彙のなさに凹む、あぁぁああ。
とにかくとてもよい。
自分のイメージなんだけれども、視覚の具体的な刺激を欲するときもあるのだけれども、想像力を働らかせたいときは聴覚刺激のほうかなという。情報に遊びがあるというか余白があるというか。
自分の好きなようにできるので、とことんまで理想化できるというかなんというか…
人物やら設定を妄想してるときって顔とか姿とか、自分は全然イメージできないんだけど、自分の持っている好ましい印象のみの存在を漠然と作り上げられる。
この歌、それにうってつけなんだよね。
恥を忍んで言ってしまうと…自分はこの男の子に感情移入してるかというとそれは違っていて、こういう人が欲しいなという方。
ジェンダーバイアス…かもしれないけど、いい歳した大人の男がこれを言うのも…ってためらわれるんだけれども、でも本心では…そう。
想われたい。
想い想われたい…というより想われたい想いたい。
そういう経験がないか…と問われれば、恋人と限定しなければ、きっとそんなこともないのだろうと思う。
でも、なんでなのかな。憧れちゃう。
拗らせてるなと思いつつも…。
この男の子みたいになれたらな…格好いいんだけどな。
最近どちらかというとドロドロした歌ばかり聞いていたのだけれども、さわやかな心持を思い出せるひと時でした。
以下、蛇足。
これ、曲としてもよくできてると思う。
使っている音が1オクターブに収まってるのがまず単純にすごい。9音しか使ってない。(特殊な音がド#のみ)
音が多い方が単純に選択肢が多くて書く方としては楽だと思うんだよね。
良く使われるテクニックではあるけれども、メジャーの曲の中にさりげなくマイナーコードを挿入していて、それがこの歌詞の感じともマッチしていて味が出ている。
比較的単純な作りの曲だと思うんだけれども、それが却って味わい深いというかなんというか…
いやぁ、表現手段を限定していいものを作るって難しいんですよ。
素晴らしい…
更に蛇足、作詞作曲者本人のセルフカバーがあるのですが、こっちの方がよりシンプルで男の子像の魅力はより伝わるかも。
高橋由美子版は男子受け、セルフカバーは女子受け(完全なら個人的な印象です)。
われわれはどっち派???