とある男の断章

30代ゲイの思うこと

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玉砕後、はじめて…

じじです。

例の彼に、今日会ってしまった。

会おうと思って会ったわけではなくて、別の用事があって。
最初に見たとき、予想に反してにやけてしまった。なんなん自分(苦笑)別にもうそういう感情はないと思うけれども…

向こうの方が気まずいかなと思いつつ、自分の方がむしろ避けてしまったんだけれども、実際はむこうの方が気にかけてくれた感じで、ちょっとした隙に話しかけてくれた。といっても「これあっちに持ってって」とかそんなんだけれども。


そんなこんなで、平静を装いつつ過ごしてきたわけだけれど、もうじき解散という頃になって、隣になってしまった。
周りに人がたくさんいたこともあり、なかなか踏ん切りがつかず…無言。
そもそも、どう話していいかわからんかった。
周りはしゃべってたから、無言が別に変ではないんだけど、前だったらたわいもないやり取りをしてたからな。

どう切り出していいかはわからなかったけど、一言謝りたいとは思っていた。負担をかけてしまっているであろうことは、事実だったし…


急がなくてもいいのかな…とも思いはしたものの、ずるずる行きそうだとも思った。



結果的には、踏ん切りがついた。

「この間はごめん」
「何が?」
「びっくりしたっしょ?」
「あぁ…」

って感じ。

これ以上の返答なんてできないよね(苦笑)
むしろ、かわいいなんて思ってしまった。

自分から話せてよかった。



しかし…
この数時間のやりとりに、失恋したときよりも、むしろ感極まってしまいそうになった。

自分の方がだいぶ年上。
20代中盤。まだまだ若いのに…
こんな年上相手に、こんな風に接することができるんだ、この人は…と思ったら、泣きそうになった。(泣かなかったけど)

こういうことがなかったら、無邪気に接していたであろう彼。
彼以外の後輩はみんなそんな感じで絡んでくるし、前はそうだったし…でも、この後は前みたいにはいかないよね…

ゲイであるという事実を知っているのも彼だけ。
重いかどうかは人それぞれだろうけれども、少なからず、背負わせてしまっていると思ったら、やっぱり悪いなと思ってしまった。


悪いことを、考え出したらきりがない。
出来ればお互いにとっていい方向へ行きたい。

自分視点で、最初の関門は突破できたので、もう少し自然な関係になれるようにしたい。
そのほうが彼も接しやすいだろうし、この場では過ごしやすいだろうし…

それには、もう少し時間が掛かりそうです。




それにしても、彼に出会えてよかった…と心から。


こんだけ人を好きになったのは久々…というか初めてだったかもしれない。
彼はいろんなものをくれた。
この感情も、ゲイの世界に入っていくきっかけも、別のかけがえのない出会いも…


本当に感謝しています。
いつか、対面でもそのことは伝えたい。

でも、もうノンケには恋しないぞー!


最後に話をたくさん聞いてくれて、アドバイスをくれたTakato氏には本当に感謝してもしきれません。今後もこの頼りないおにいさん(おじさん)を叱咤激励してくださいませ。

勝手に名前出してごめんねー

忘れられないであろう、いい恋でした。